電車でGO! 撮影編
たとえば取材というのはあるときはあるし、ないときはないし、とかく偏りがちなものです。筆者は国内外の旅行や写真関連の雑誌を主な仕事にしていますが、どういうわけだか、別々の媒体からのオーダーで先月から3回連続列車撮影の取材です。いや、べつに筆者はいわゆる「てっちゃん」ではありませんけど…。
さて、すでにその一回目の撮影に行ってきました。岡山のローカル線、吉備線と伯備線。そんな1時間に1本来ればいいようなローカル線の撮影に便利なのは、やはり「てっちゃん本」です。筆者はなおさら詳しくないですから、とりわけ今回のような急でタイトな取材のときは「全国鉄道撮影パーフェクトガイド」みたいな本を仕入れて参考にするのです。
それがさすがにオタク度全開で(笑)、事細かに撮影スポットが書いてある。抜群の写真と詳細な地図、撮影のベストタイムとか…。もちろんプロとしてまったく同じ絵柄は撮りませんけど、ともあれ助かるし恩に着るのです。
岡山の撮影では同行された方が鉄道方面に明るい方で助かりました。伯備線というのはその昔「布原の三重連」と呼ばれる、蒸気機関車D51の3連結で峠を越 える圧巻の撮影スポットだったそうなのです。恥ずかしながら初めて知りました。廃止になったのは1971年9月1日ですから筆者が生まれる数か月前。買い 求めた資料の中には、廃止当日の山の斜面に鈴なりになって(笑)三脚を立てる愛好家たちを捉えたモノクロ写真がありました。
来月初旬には、人気の寝台特急カシオペアで北海道へ。さらに最果てのローカル線も撮影予定。もうすでに白銀の世界だそうです。寒いんだろうなあ。
フィールドに出ての撮影では筆者は「待ち」の時間は決して嫌いではありません。太陽が雲から出るのを待ったり、次の列車が来るまで待ったり。「いやあ、これは待ちですなあ…」とひとつ大きく息をして、しょうがないから缶コーヒーでも買いますか、とか。
でも寒いのと、それからあのホームの撮影とかで一般客、特に若い女性たちから「あー、オタクな人だあ」って視線で見られることには未だに慣れることが出来 ません。聞かれてもないのに「いやいやちがいますって。僕は雑誌のシゴトで来てるんですからって」と言いたくなる(笑)。
北海道は旧知の編集者が同行予定。ひさびさなのでちょっと楽しみです。
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