DeTam street, HCMC, Vietnam 2011
ずいぶん変わっちゃった。何もかも、変わっちゃった…。思わず絶句していると定宿にまだいた娘っ子が言いました。「当たり前よ、アナタもう4年も来なかったんだから」。
いまさっき到着したのがここ、「ファングーラオ通り」の通称で呼ばれるホーチミンの安宿街です。いつの間にか第二のカオサンそのものに変貌していました。
2006年の拙著で「ここがいずれはカオサンのような、日本で言う六本木のような街になるのだろう」と記したのですが、以後わずか数年で、本当にそうなっちゃったようです。
艶かしい女性たちが客引きをするレストランが一気に増えて、僕みたいな小心者にはどうにも居心地がよろしくない。かつての素朴さこそこの街の味だったのに…。
そこの席こそ、かつて毎晩の僕の指定席だったんですよ。角の屋台で頼んだヌォック・ミア(サトウキビジュース)を片手に座って、熱気の残る通りを眺めてたりして。
と思ったら、オバサン!アナタ飲んでるそれですよっ! 屋台まだあるじゃん(涙)。
…という具合に、カオサン化の一方で、昔風情なものも半分方は残ってました。
何より嬉しかったのは、予約も連絡もせず訪れた定宿Happy Innの従業員が僕を覚えてくれていたこと。玄関前で目が合った途端、お互い「あっ!」って感じだったのです。
ベトナム人は本当によく人の顔を覚えている…とも拙著に書きました。訪れるたびに、たくさんの人から久しぶりだと声がかかる。第二の故郷はそうして作られてゆく。。。
今回もまさにその通り、何年前から来てないかまですらすら言われてしまうとは、驚くやら嬉しいやら。変わらぬ人情もあったと知って、ひと安心の今晩でした。