Chapter 01 バックパッカーという旅のスタイル
僕がかつて1年と1か月アジア各国を旅していたとき、背負っていた荷物は60リットルのバックで重さ約30キロもありました。異常な重さですが、これはほとんどがカメラの機材です。普通の人はこの半分以下、20〜30リットルくらいのバックで10〜15キロ程度でしょう。荷物についてはあとで触れますが、1週間の旅も1年の旅も中身はまったく同じです。長旅は難しいのでは、体力がいるのでは、という心配もあまり要りません。お金もそんなに要りません。誰にでもできる旅です。
アジア地域であればだいたい、年間50万円〜60万円もあれば、宿・食事・交通そのほかすべてに足ります。何かに我慢する必要もなく、その土地においてまっとうな暮らしができます。僕の旅仲間のひとりに「半年日本でバイトして、貯めた100万円でその後1年半を旅の空」という暮らしで20代を終えた人がいます。彼は30過ぎてやっと大学に入り最近ついに卒業しました。
お金に関して言えば、筆者について書かれた毎日新聞の記事に「車を売って170万円を得た」とあります。ですがそのうち70万円以上がフィルム代や現像代で、実際の旅費は往復の飛行機を除くと1年でやっぱり50〜60万円。1か月5万円という計算なら余裕。実際は3万円ほどだと思います。





